山鯨。
趣季庵
やま-くじら〔-くぢら〕【山鯨】
イノシシの肉。また、獣肉。獣肉を食べるのを忌んで言った語。《季 冬》
雅やんからメールが・・・
N氏よりメールがあり正月休みに大猟で一杯やりましょうとの連絡あり!
久しぶりだったので、山鯨の文字を見たときには思わず胸躍りました。
早々に雅やんの職場に行きN氏と連絡を取り日程を決め簡単に食材の打ち合わせ。
こういう事は本当に素早く行動が出来、話が進むものです。(^ヘ^)v
まずはタンの塩焼きです。
この量で二頭分だそうです。
塩梅良く塩コショウをし,囲炉裏の備長炭で丹念に焼いていきます。
タンは初めてだったのですが、食感はコリッとしたタン独特なもので、そんなに癖もなくとてもおいしかったです。
続いてはバラです。
N氏の奥様がいつも綺麗に盛りつけをしてくださいます。
これまた備長炭で丹念に焼いていきますがしたたる油でファイヤー!でした。
生山葵を鮫皮でゆっくりとすり下ろしていき、それを軽く肉の上に置いて、醤油で頂きました。
醤油は湯浅醤油をチョイスしてみました。
それからN氏の奥様手作りのポン酢に辛み大根をザックリとすり下ろして頂きました。
これまたあっさりとおいしかったです。(^ヘ^)v
続いてはスペアリブです。
肉はそんなに付いていないのですが、じっくりと焼いたものをかぶりつくっていうのは、醍醐味ですね。
肉のお味もとってもおいしいのです。
手を汚して口の周りを汚してワイワイ言いながらの食事は本当に楽しいものです。
椎茸もバルサミコ酢を垂らして焼いて頂きましたが、これまた絶品でした。
私たちが大好きな山鯨のレバーワイン煮です。
しっとりとしていて濃厚でありながら、しつこくない、そう!絶品なのです。
勿論ワインにとても合いますし、バタールにもとても合うのです。
最後はバタールで鍋をさらえ、いつも洗わなくてもいいくらいまでみんなで食べるのです。
さて仕上げは・・・
この部位はもも辺りの肉だそうですが、脂がのって凄かったです。
えっ?と思われる方もおられるかもしれませんが、脂が本当に美味しいのです。
普通はぼたん鍋の様に味噌仕立てで頂くのでしょうが、今回はすき焼きで頂きました。
醤油は京都鷹峯の松野醤油を使用し、具材や作り方は変わらないのですが、大根の短冊切りをしたものを入れ頂きました。
するとビックリ!大根が出汁を吸い込んで、とても美味しく頂けるのです。
皆さん、牛肉のすき焼きでもお試しあれ!
このころから泡盛などが出されはじめ、わたくし和はあえなく撃沈となり、仕上げの饂飩もデザートの胡麻入りアイスクリームも勿論楽しい会話も頂けませんでした。(爆)